エジプトあるいはアフリカ大陸にルーツがあるとされる胴に皮を張った弦楽器は、ウリをくり抜いたものに弦を3本張っただけのシンプルな構造だったようです。

18世紀の産業革命で物が簡単に作れるようになったことで、形は丸く、木・竹・皮を使用したものに変化し、奴隷制度によってアメリカに渡り、いくつかの楽器の特徴を取り入れて19世紀前半にバンジョーの原型が出来上がったとされています。(左上画像:5弦バンジョー)

20世紀にはアメリカからイギリスやフランスへと広まり、ジプシー出身のジャズ・ギタリストであるジャンゴ・ラインハルトがパリで音楽活動を始めた若き頃は、ギターバンジョー(左画像)でアコーディオン(ミュゼット音楽)の伴奏をしていました。

後にジャンゴが手にしたギターはマカフェリギターと言い、通称「Dホール」と呼ばれるサウンドホール(ギター中心部の穴)が特徴。こちらもラ・ゾーヌのレパートリーの一部で使用しています。

他にもサウンドホールが楕円形(オーヴァルホール)のものもあります。

さまざまな形態に変化したバンジョーは、現在はマンドリンバンジョー(左画像)、ウクレレバンジョーなどがあり、調弦方法や音楽ジャンルなども多岐に渡ります。共通の定義は、形が丸く皮が張っているものとなっています。